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産地のこだわり

●最も重要である種子について

ショウガ生産において最も重要である種子において優良系統の組織培養株普及による生産性向上・安定を図るため、オリジナル培養株を導入し、3年目に種子用として導入。現在増殖を行っており、生産性や貯蔵性の高い品種の育成と優良系統選別による品質、収量向上を図っています。

●生産対策として

収量への影響が夏場の潅水関係である為、潅水源であるボーリングによる水源、谷間の湧水、貯水槽等の利用順番、時間、使用料金等を地区ごとに割り当て、円滑な潅水作業が行えるように取り決めています。

●土作り対策として

例年土壌分析を実施し、適正施肥を行いながら、他地域との耕畜連係を行い、消耗する腐植分の御礼肥と土作りをかねて、例年収穫後に、完熟堆肥の投入を2t/10a以上実施し、連作体系に耐えうる土壌の管理を励行しています。

●病害対策において

特にショウガで最も甚大な病害被害を及ぼす根茎腐敗病対策として、過去(昭和44~46)には、集中豪雨と多湿条件が続き、根茎腐敗病の発生で産地存続の壊滅的な被害が発生したことを受け、この要因調査を行った結果、罹病ショウガの河川投棄が病気蔓延の一要因とされ、それまで潅水水源となっていた河川への罹病株の投棄防止と、ボーリング掘削やショウガ栽培地域外からの水源確保が行われ、無病菌の潅水が行われるようになり、土壌消毒技術の導入とショウガ圃場内への進入は、圃場毎に作業靴の履き替え、消毒ホースの交換など徹底した予防管理を行っています。

●圃場排水対策として

定植前の排水対策の徹底と、小間隔での小溝排水を充実させ圃場がもつ構造的な排水対策も徹底しています。
近年では、害虫対策として防蛾灯の設置を行い、主要害虫である夜蛾類の薬剤防除削減を行い、より安全で安心な生姜生産を行っています。

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